平成28年度で定年退職する福島大学経済経営学類の西川和明教授の最終講義が1月28日、同大学で行われ、信陵同窓会から永倉禮司会長ら同窓会役員が聴講した。西川教授は鹿児島県出身、青山学院大学を卒業後、日本貿易振興会に入り、平成12年同会を退職して、経済学部教授に就任した。この間、通産省貿易保険課課長補佐に出向した。専門は中小企業経営論。
西川教授は「安達太良山に抱かれたキャンパスに17年」と題して講演、東日本大震災による地震・津波・原発事故であらためて認識された「人を大切にする経営」をテーマに自らが関わった県内中小企業の実践的取り組みを紹介した。この日の講演会はゼミ生が主体となって開催。阿部高樹学類長が「地域貢献の分野で大きな業績を上げられた」と西川教授の功績を紹介しながらあいさつ。会場には西川教授と交流があった企業や地域おこしの団体関係者が詰めかけた。
信陵同窓会からは永倉会長のほか佐藤慶吾副会長(福島信陵会長)、林王茂事務局長、菅野建二事務局長代行が出席、永倉会長が「県内産業の復興に尽力いただきありがとうございます」と述べ、西川教授に花束を贈った。