新型コロナウイルス感染症や、中川弘先生の奥さまの看護、見送りなどで見合わせが続いていたゼミ同窓会を、令和6年11月2日(土)、JR大船駅近くのイタリアンレストランで7年振りに開催いたしました。
当日は、台風崩れの温帯低気圧による影響で大雨の降るあいにくのお天気となりましたが、北は岩手県盛岡市、南は福岡県那珂川市から19名のゼミ同窓生が参集、中川先生を囲み旧交を 温めました。
冒頭、逝去ゼミ同窓生5名へ黙祷を捧げた後、先生からご挨拶をいただきました。先生は、手ずから作成の「歌と映画と愛犬と-独居老人日記」をもとに、ご自身の日々の暮らし振りなどを、現役時代を彷彿とさせる語り口で披瀝されました。特に、先生は、山田洋次監督が多くの作品をとおして描いた(情の深さと暖かさに包まれた懐かしい)世界を念頭に、出席者一人ひとりに対し、家族、そして人と人とのつながりを大切に日々を過ごしてほしいと述べられました。
ご挨拶に続き、10月25日に満83歳の誕生日を迎えられたばかりの先生に、出席者を代表して最年少の畑美智子さんから花束が贈られた後、最年長の三浦隆さんの発声による乾杯で懇親がスタートしました。懇親では、欠席者から寄せられたメッセージの披露や、出席者による近況報告の後は、先生を囲んでの、あるいはゼミ同窓生同士の会話の花がそこここに咲いていました。
和やかに進んだ3時間を超える懇親も、ゼミ二期生の三村智恵子さんの中締めをもって無事に終了。次回は「先生が数え88歳の米寿を迎えられる令和10年のしかるべき時期に」開催することを約し、それぞれ別れを惜しんでの散会となりました。
齋藤光春(大29)
