福島大学 全学再編で意見交換会 令和6年11月2日(於・福島大学)  魅力ある新学部にするにはー「早期に説明を行うべき」と要望する

信陵同窓会の本部、基幹支部の役員が集い、議論交わす


 信陵同窓会の本部、基幹支部(仙台、東京)が令和6年11月2日、福島大学の会議室で 現在、大学が進めている「全学再編」について意見を交換した。会議には本部会長の菅野、事務局長・林王、基幹支部の福島信陵会から会長・佐藤、副会長・加藤、副会長・事務長の山内、仙台信陵会会長・庄子、東京信陵会事務局長・鈴木が出席した。

 この日は午前中、福島信陵会主催のウォーキングイベントが行われ、小雨の中、大学キャンパス内の「信陵公園」などを約20人が散策した。大学祭、ホームカミングデー、校友会総会なども行われた。

「統合学部の名称は夢が持てるものにすべき」などの意見が出される

 校友会総会の後、意見交換会は経済経営学類棟の会議室で開催した。はじめに菅野同窓会長が「全学再編」について、10月30日に福島大学同窓会(全学同窓会)の峯島和彦会長=同窓吾峰会会長と、菅野建二信陵同窓会長、林王茂事務局長が三浦浩喜学長と面会し、経済経営と行政政策両学類の統合が計画されている「全学再編」について、早期に同窓会への説明を求めたことを報告、これまでの経緯を説明した。

 意見交換では、固まったと報道で伝えられている「行政経済学部」の名称について、「行政経済」では経済学の分野となり、どうしても付けるなら「行政・経済学部」とすべきであること、同窓会が「経済」の名称を残すよう要望していることについて、単に「経済」を付ければ良いというだけでなく、横文字も含めて、受験生が夢を持つ名称も考えるべきだ、これまでに説明がないことに「違和感と危機感」を覚える。経済学部の弱体化を憂える。魅力あるカリキュラムをつくるべき。「経済行政学部」でも良い、名称の問題もあるが、同窓会の存続こそ問題だ、若い人の意見も聞くべきだ、東京信陵会は法人登記もしている、行政政策学類は阿武隈会が同窓会であり、今後、阿武隈会との意見交換も必要となるーなどの意見が交わされた。

 この日は校友会総会が開かれ、新たな役員が選ばれた。福島大学校友会は「福島大学ファミリー会」の名称で、会長は三浦浩喜学長、副会長は峯島和彦全学同窓会長(同窓吾峰会長)、堀江勇一経済経営学類後援会長が務めている。理事には経済経営、行政政策、共生システム理工、食農の各学類同窓会長が就いている。今後、経済経営学類と行政政策学類が統合となれば、校友会組織も影響を受ける。こうした状況の中で、信陵同窓会は早期に、全学再編についての説明を全学同窓会に行うよう、三浦学長に要望している。