去る10月12日(土)に2年前に続き、福島大学漕艇部OB会を開催しました。規約に載せておりますように「漕艇部に加入したことのある者で構成し、会員相互の親睦を図ることを目的とする」として、基本2年毎に開催しております。部員数がゼロになってしまい淋しい限りではありますが「いつかは、きっと」と、復活を夢見ております。
今回のOB会には、遠いところでは奈良県や青森県に住む仲間が駆けつけてくれました。年齢別には、昭和43年卒の先輩から平成18年卒の若手まで幅広く参加しました。
総会では、活動報告(地元メンバーによる艇庫周辺の草刈りや、古くなって段々傷んできた艇の修理等の報告。OB会開催の準備等)と会計報告が行われました。続いて懇親会に移り、昔話や近況報告等を席を移りながら互いに話し合い、楽しい時間はあっと言う間に過ぎてしましました。
宴もたけなわ、頃合いをみて出席者全員が肩を組み、恒例の行事となりました。《出席者最高齢Yさんの健康を祈願》《福島大学の発展を祈願》《出席者全員の健康を祈願》して、①「琵琶湖周航歌」②「福島大学漕艇部 部歌」③「福島大学学生歌」の順番で、声高らかに合唱しました(名付けて『私(I)の三歌』)。歌う前に、当時エール担当であったメンバーが迫力ある声でYさんや皆んなに向けて、エールを切りました(翌日は声を枯らしておりました)。
翌13日(日)は快晴に恵まれ、希望者が旧合宿所(阿武隈川漕艇場)に集合し、エイトを艇庫から出して水に浮かべました。体力的に自信がある、と宣言していた8人が乗艇。漕手8人とコックス(舵手)を乗せた艇は、事前の整備もあって、何とか沈むことも無く、静かに川面を進んで行きました。上空には、エアレーサーの室屋さんと思しき飛行機が旋回しながら飛んでいて、まるでエイトにエールを送っているかの様でした。乗艇後は、皆んなで豚汁とビールを味わい、前日に続けて楽しい会となりました。
【あとがき】
郵便料金の値上がり等悩ましい問題もあり、また限られた予算内での企画でもあったので、経費を出来るだけ掛けないで開催しよう、と事前にグループLINE「福島大学漕艇部」に登録済のメンバーにはLINEでの通知を試みました。まだ加入していないOB諸氏には手紙で案内しました。現在ボート部OBグループLINEには79人が登録しており、今回のOB会の開催様子は即日投稿されました。
エイトは50年以上も前のもの(木製、今は艇もオールもカーボン製)で、あちこち傷みが見られます。今回の乗艇にあたり前もって修理作業を致しましたが、福島医大のボート部から数人手伝ってくれました。医大ボート部は部員数が50人もいるとかで、実に羨ましく話を聞いておりました。
文責 菊池哲也(大学23回卒、ボート部OB会事務局長)