森合キャンパス跡地と金谷川新キャンパスを視察 100周年記念事業実行委員会部会長・副部会長会議を開催

 創立100周年記念事業実行委員会は令和3年10月23日(土)、部会長・副部会長会議を開催しました。会議には佐藤慶吾大会会長、菅野建二実行委員長と総務、式典、祝宴、参加増強、宿泊送迎、事業、大学、福大経済100周年基金の8部会から部会長・副部会長14人が参加しました。

 会議では、福島市の信夫山麓に広がる旧森合キャンパスの福島県立美術館・図書館へ足を運びました。図書館敷地東側の一角に建てられた「福島大学経済学部 此処に在りき」の記念碑を見て、美術館の通りを隔てたところに建つ如春荘へ。新歓コンパなどの思い出があるメンバーは懐かしそうに見学していました。この日は草月流の生け花展示が行われていて、昔ながらの部屋に彩りを添えていました。如春荘は東日本大震災とその後の地震にも耐えましたが、壁にはところどころ、ひび割れも目立っています。長年、物置的な使い方をされていましたが、NPOの人たちが大掃除をして、サロンなど有効活用されています。

 如春荘見学のあとは福島市南部の金谷川キャンパスに向かいました。今回は同窓生の手塚健一氏(大39)が社長を務めるウエディングエルテイがバスを手配、国道4号を南下し、車中では寮生活のエピソードなども出て、しばし回顧談を楽しみました。

 福島大学では、広大なキャンパスを巡り、まず福大経済60周年記念事業として造成した「信陵公園」に向かいました。公園には、戦没同窓会員慰霊碑、鎮魂わだつみ像、「如春亭」と名付けた四阿(あづまや)などが配置されています。この後、一行はグラウンドや図書館などを視察しました。

 視察後、一行は福島駅西口のウエディングエルテイで開催した全体会議に臨み、視察した感想と100周年事業にどう生かすか等の意見、各部会の準備状況などを報告しました。はじめに佐藤大会会長が「100周年記念事業は来年10月28~30日に予定しており、フルスペックで計画を進めています。大変なコロナ禍ですが、皆さんの力で大会を成功に導きたい。よろしくお願いいたします」とあいさつ。菅野実行委員長が「実行委員会は昨年12月に発足、今年2月に部会長会議を開催しました。実質的な会議は今回が2回目です。本日は今後の取り組みについて意見交換したいと思います」と述べ、議事を進めた。会議では、「信陵公園を市民に開放できるようにしたい」「如春荘を活用したい」「卒回、同期の会合を早めに手配」「他学類との絆を」などの意見が出されました。

 このなかで参加増強部会は卒回幹事の選任を進めており、11月にも全体会議を開催することを報告。また、「福大経済100周年基金」では目標5000万円に対して、達成まで1000万円に迫っていることが報告されました。同窓会員の皆さんに一層の寄付をお願いします。また、事業部会は慰霊祭を来年10月23日(日曜日)に行うことが林王茂部会長から報告されました。慰霊祭の後、実行委員会を開き、本番へ向け、最終的な打ち合わせを行います。

 100周年記念事業は来年10月の本番まで1年となりました。実行委員会では今後、さらに取り組みを強化していく所存ですので、一層のご協力をお願いします。

P1090614_small.JPGウェディングエルティのバスで移動

P1090675_small.JPG黄色く色づき始めた銀杏並木

P1090680_small.JPG森合キャンパス跡地に建つ県立美術館と図書館

P1090623_small.JPG森合キャンパス跡地の記念碑

P1090650_small.JPG森合キャンパスそばの如春荘

P1090651_small.JPG如春荘の中庭を見学

P1090703_small.JPG現在の経済経営学類棟

P1090692_small.JPG創立80周年記念の碑を見学

P1090716_small.JPG創立60周年記念事業として寄贈した信陵公園

P1090758_small.JPGウェディングエルティでの会議