創立90周年を盛大に祝う

創立90周年を盛大に祝う  記念式典や祝賀会

 福島大学経済経営学類創立90周年式典が11月3日、福島市のウェディング・エルティで盛大に開催されました。実行委員会を務めた福島信陵会(永倉禮司会長)始め各支部の積極的な参加呼びかけもあって、出席者は当初目標の600人を大きく上回り、来賓と合わせて約900人がわが母校の節目を祝いました。

学生歌「今日の世紀に」思い一つ

 式典に先立っての準備では、卒回ごとに受付を置き、応援スタッフも配置に就き、入念な打ち合わせを終えて本番を迎えました。正午前から続々と同窓生が会場に顔を見せ、そこここで思い出話に花が咲きました。ビデオ「90周年の歩み」が放映され、福島高商時代からの懐かしい森合校舎と学部統合後の新たな金谷川校舎の姿や若い卒業生たちの大学への思いが映し出されました。大学混成合唱団による高商校歌と学生歌が響き、学生歌「今日の世紀に」では会場からの歌声が重なり、母校への思いが一つになりました。

開会前、受付でも話が弾む

福島の復興へ同窓生一丸

 午後1時、いよいよ記念式典が幕を開けました。永倉実行委員長が「復興へ向けた福島を訪れたいとの熱い思いを受けての開催となりました。遠来の同窓生に元気な福島をご覧いただきたい」と開式の言葉を述べました。  4500人の物故会員に黙とうをささげた後、大会会長の平子健信陵同窓会長が「大正11年4月の開校以来、2万3405人の卒業生を送り出した。3・11の世界に例を見ない大震災から母校は全学をあげて復興に取り組んでいる。今こそ信陵人は青春を過ごした福島の復興を成功させ、同窓生に勇気を与えたい」と式辞。入戸野修学長は「新しい知の創造拠点として発展している。人文科学と自然科学の融合により原発事故の実践的な対応が可能となった。存在感のある大学をめざしたい。一層のご支援をお願いしたい」と挨拶しました。さらに眞田哲也経済経営学類長が「研究教育機関としての期待が高まっており、復興にさらに寄与していきたい」と大学としての今後の役割を強調しました。  来賓の村田文雄副知事は大学23回卒の同窓生であり、「新生ふくしまの創造へ向けて全力で取り組んでいきます」と決意を示しながら祝辞。瀬戸孝則福島市長は「福島大学は復興に欠かせない存在」と同市に拠点を置く大学の意義を強調しながらお祝いの言葉を述べました。

同窓生が会場を埋めた記念式典

「東北に知の梁山泊あり」記念講演

 記念講演会では、後藤康夫教授(大21回)が恩師である吉原泰助・元学長のプロフィルを紹介。吉原元学長は「東北に知の梁山泊あり~アカデミーとしての福大経済」と題して、高商発足以来、経済学の拠点として全国に名をはせた母校の歩みを高等教育の変遷と教授群像を合わせながらアカデミックに、時にユーモアを交えて講演しました。「知の梁山泊」の全容が大きく、予定時間をオーバーしましたが、会場を埋めた同窓生は熱心に聴き入りました。

講演する吉原先生

にぎやかに祝賀会、同窓の輪が広がる

 90周年の仕上げは記念祝賀会。会場は麦とろやラーメンなど懐かしい味の屋台も出て、立錐の余地もないほどのにぎわい。卒回ごとに輪をつくり、中川治男信陵同窓会元会長の発声で乾杯、歓談がはずむなか、霊山太鼓が勇壮に轟き、福大管弦楽団も花を添えました。締めくくりは全員で「学生歌~今日の世紀に」を熱唱し、閉会。それぞれ卒回、ゼミなどのグループに分かれて、2次会場に繰り出しました。

演奏する福大管弦楽団

勇壮な霊山太鼓の演奏

「今日の世紀に」を歌う同窓生

ホームカミングデーや絵画展も開催

 翌4日は福島大学でホームカミングデ-が開かれ、記念講演会や卒業生との交流会、キャンパスツアーなどが行われました。  3日から5日まで福島駅西口のコラッセふくしまでは創立90周年を記念して信陵同窓会絵画展が開かれました。30人から約50点の力作が出品され、入戸野修学長の「鎮魂」「未来を拓く」の2点も展示されました。放射性物質による汚染で外遊びが制限されている子どもたちを表現した作品や外国の風景など同窓生たちが思い思いに筆をとった作品が並び、訪れた人たちは熱心に見入っていました。                          


力作が展示された信陵同窓会絵画展

                      福島信陵会広報・菅野建二(大21)