我妻榮記念館(米沢市)を訪問しました!

館長は同窓生の矢尾板操さんが務めています! 

 わが国の民法の泰斗で、文化勲章受章者である我妻榮博士(わがつま・さかえ、1897~1973)の資料を展示している我妻榮記念館を過日、訪問しました。信陵同窓会員である矢尾板操氏(大22)が館長を務めていることから、矢尾板館長の案内により、我妻博士の法学における偉大な業績の一端に触れることができました。

 記念館は木造2階建て。博士の生家です。風雪に耐え130年余の歴史を刻んでいます。博士のご両親は教鞭をとられ、生徒の敬愛を集めており、大正6年の大火に見舞われた時も、生徒たちが必死に家に水をかけるなどして、この家を守ったとのこと。その後、いったんは人手に渡りましたが、地元の人々の熱意で解体の危機を免れ、平成4(1992)年に記念館として再生されました。

 記念館は公益社団法人米沢有為会が運営しており、矢尾板氏は平成29(2017)年6月から館長を務めています。矢尾板館長の案内で入館、まずは一階で我妻先生の胸像にご挨拶して、先生の生涯を描いたビデオを見ました。幼少から秀才の誉れ高く、興譲小、米沢中、一高(首席合格)、東京帝大に入学、同大教授、法学部長などの要職を歴任し、1964(昭和39)年、67歳の時に文化勲章を授与されます。長年の法学、とりわけ民法研究における偉大な成果が評価されました。

 記念館内部の土蔵づくりの二階には博士の手帳、研究メモ、判例カード、洋行時のはがき、趣 味の釣り竿、魚拓、蓄音機などが所狭しと展示されています。博士が左足首の関節炎のため、33歳から着用していたギブスも展示されています。我妻博士の座右の銘は「守一 無二 無三」(一を守り、二無く、三無し)。ひたむきに研究に取り組み、故郷を愛した博士の生き方がしのばれます。

同窓生の皆さん、ぜひ記念館に足を運んでください!

 記念館を詳細に報告するには紙幅が限られます。同窓生の皆さん、ぜひ我妻榮記念館に足を運んでください。開館日は日曜、月曜、木曜、金曜の午後1時~4時。入館料無料。我妻榮記念館(〒992-0045 米沢市中央3-4-38。☎・FAX0238-24-2211)*矢尾板館長は常駐しておりませんので、お出かけの際はお問い合わせを。

(追記)記念館訪問の後、矢尾板館長の母校である名門、米沢興譲館高校を訪問。柿崎悦子校長の案内で、我妻博士が設立した自頼奨学財団による「自頼文庫」や博士の胸像も拝見させていただきました。

訪問日・2019(令和元)年9月30日

訪問者・林王茂(大20)、菅野建二(大21)文責・菅野

       P1090342.JPG ①我妻博士の生い立ちを紹介するビデオを鑑賞

P1090357.JPG ②博士が愛用した蓄音機や足を支えたギプスなどの展示

P1090362.JPG ③2階の博士の勉強部屋

P1090369.JPG ④我妻榮記念館前で訪問した2人と矢尾板館長(左端)

P1090373.JPG ⑤記念館前で矢尾板館長