篠田次郎氏(大4)が福島で講演 吟醸酒と地域づくりを語る

 大学4回卒で吟醸酒評論家、酒蔵設計者の篠田次郎氏(85)が平成31年2月16日(土曜)、福島市のウエディングエルテイで「地域産業、地域ブランドとなる酒米づくり」と題して講演しました。

 篠田氏は仙台市生まれ、仙台商業から福島大学経済学部に進み、会社勤務の後、一級建築士の資格を取得、数多くの酒蔵を設計しました。その一方で「幻の日本酒を飲む会」を昭和50年に立ち上げ、吟醸酒の普及に尽くしています。

 講演で篠田氏は「幻の日本酒を飲む会は40年以上、500回以上開催している。会則は①タダ酒は飲まない②利き酒能力を問わない③あの酒が良かったと決めつけないー。比べ飲みの楽しさを味わって欲しい。良い米を提供すれば良い酒が出来る。酒蔵がおいしい酒を作って世の中に広めれば売れる。いかに運動するかだ。地の塩を拾うような仕事だが、一歩一歩やるしかない。酒米づくりの人が声をあげてください」と集まった人たちに奮起を促しました。

 この日の会合は福島市産の酒米を使った新酒お披露目会を兼ねて開かれ、福島市唯一の酒蔵である金水晶酒造店が純米吟醸など9種類はじめ、このほか3醸造会社から計15種類の新酒が提供されました。酒米を生産した福島大学小山ゼミや企業、JAの関係者が出席、日本酒づくり、酒米づくりを通した地域振興について情報を交換しました。

 篠田氏は「日本の酒づくり」(中央公論社)、「最新吟醸酒」(鎌倉書房)、「幻の日本酒を求めて」(大陸書房)、「清酒工場設計の考え方」(日本酒造組合中央会)など多くの著作があり、全国で有名銘柄の多くの酒蔵を設計しています。日本吟醸酒協会初代会長も務めました。

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講演する篠田次郎氏

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多くの聴衆が集った講演会