事務局日記

事務局日記 温度差
2011年06月27日(Mon) 12:21

 毎度、放射能の話ばかりで申し訳ございません。ここ福島に住んでいると放射能のことが頭から離れません。先日、子供の部活で仙台に遠征してきました。そこでは体育館の窓を開けて練習試合をしていましたが、つい「何で窓が開いているんだ!!」。子供たちが外で地面に座ってお弁当を食べていると「ダメでしょ!地面に座っちゃ!セシウム付いちゃうよ!」。なんて思ってしまうのです。そして「ああ、ここは福島じゃないんだ…」とホッとしてみたりして…。(これは自虐ネタとして笑って聞いてくださいね。)

 放射能に対しての対応には人それぞれの温度差があります。小さなお子さんを持つ親御さんはとても神経質になっていますが、年齢の高い方は若い方たちほど神経質ではありません。対応は人それぞれで例えば、マスクをしている人・いない人、長袖を着ている人・半袖の人、窓を開けている人・いない人、洗濯物を外に干している人・干さない人、地物野菜を食べる人・食べない人、福島を去る人・残る人、さまざまです。

 さまざまな情報に翻弄され、何を信じて良いのかわからず不安になる日々が続いています。でも結局のところ、ここ福島にいる限り放射能とは長くお付き合いをして行かなければならない訳で、怖がっているばかりではなく、放射能について正しい知識を持ち、自分でこれは大丈夫、これはしない方が良いと判断の基準を持って、うまく放射能とお付き合いをして行かなければならないのだと最近思いました。

 人それぞれの基準と考え方があっての温度差なので、それに対して意見したり批判することは他人はできません。それぞれが納得いく環境の中で、満足できる生活ができたらいいですね。そしてみんなが「ふくしま」に戻ってきてくれて、みんなが「ふくしま」を訪れてくれると嬉しいです。そんな日が早く来るといいなあ…。    (たかはし)

事務局日記 「ふくしま」
2011年06月17日(Fri) 11:32

 「福島」をひらがなで書いてみてください。「ふくしま」と書きます。よく見て下さい。字に丸みがあって、やさしくて、穏やかで…心が安らいできませんか?見ていて幸せな気分になりませんか?

 「福島」は「ふくしま」であって、世界中に有名になってしまった悪名高い「フクシマ」でも「FUKUSHIMA」でもありません。

 「福島」は「ふくしま」であって、私たちのかけがえのない故郷なんです。

 「福島」を、「ふくしま」を返してください。      (たかはし)

事務局日記 楽しいひと時と福島弁
2011年06月10日(Fri) 14:28

 昨日は福島信陵会総会の案内状の封入作業をしました。役員の方々にご協力をいただいて年に2回行なわれる(総会と新年会)4時間ほどの作業ですが、いつも今の情勢や思い出話、さまざまな話題で盛り上がり、笑いの絶えない楽しいひと時を過ごさせていただいたおります。

 今回は「方言について」の話題がでました。福島弁の特徴といえば語尾に付く「~べした」であることは皆さんご存知かと思いますが、昨日は作業の合間に「この仕事はなんだってむすいない」というつぶやきが出ました。福島出身の人は違和感はなかったのですが、県外出身の方から「むすいって何だ?」との質問が出ました。さて「むすい」を標準語で説明しようとすると、うまく説明ができないのです。標準語になおすと微妙なニュアンスが違っていまうんです。やはりその地域独特の風土や生活のスタイルなどいろんな要素が絡み合って出来たのが方言で、やはり方言でしか表現できない事ってあるんですよね。皆さんのお国の言葉はどんな風ですか?私は標準語だと思って方言を使っていることがよくあります。さぞや皆さんにとっては理解不能なんでしょうね…。

 ちなみに「むすい」とは「なかなかなくならない」という意味で使いますが…ニュアンス的にはなくならなくて嬉しい時にはあまり使いません。ため息をつきながら使う感じでしょうか?…やっぱりうまく説明できません。   (たかはし)

事務局日記 風評被害
2011年05月27日(Fri) 13:07

 福島県が震災後、風評被害に遭っています。農産物、工業製品ましてや福島に住む私達まで、福島県すべてがまるで何か悪いものが付いているような目で見られています。危険なものは規制がかかって流通はされていません。私たちは地物の野菜を食べ、水を飲み、この福島県で生活をしているのです。

 風評被害のおかげで福島県を訪れる人も少なくなりました。寂しく、悔しく思っていましたが、嬉しいニュースを見つけました。

 会津には例年多くの修学旅行の団体が訪れていました。今年も沢山の子供たちが訪れてくれるはずでしたが、震災後はキャンセルが相次ぎ会津を訪れる学校はなくなってしまいました。そんな中、震災後始めて名取市のゆりが丘小学校の皆さんが会津を訪れてくれました。皆さんを説得してくださった校長先生、先生方、理解を示してくださった保護者の皆さん、児童の皆さん、福島に来てくださって本当にありがとうございます。

修学旅行で会津を訪れる ゆりが丘小学校 福島民友NETニュースhttp://www.minyu-net.com/news/photo/0527/photo_news.html

 

事務局日記 締めくくり 
2011年05月20日(Fri) 14:23

 先週末は高校3年生の次女のインハイ地区大会がありました。震災で大会も行なわれるのかどうかわからない状況でしたが、なんとか無事に実施されて安心しました。残すところは県大会のみ。(そんなに強くないので、全国大会とは決して言いません。)小学2年生から続けてきたバレーボールの締めくくりの大会になります。悔いの残らないプレイをして欲しいものです。

 大会会場には横断幕と募金箱が用意されていました。同じくバレーボールに打ち込みながら、この震災や原発で被災して思うように練習も出来ず、大会にも出場できるかどうか分からない浜通りのバレーボール部部員に贈るものです。

 特に3年生にとっては最後の大会。今まですべてを部活動に賭けてきたみんなが満足できる環境で、試合をさせてあげたかったと思います。本当なら春休みは最後の大会に向け、みんな遠征や練習試合をして、調子を上げて行く大切な時期だったのに…。中通りの学校でさえ震災から1ヶ月以上に渡り、部活動ができませんでした。それでも再開できて、大会に臨むことのできたうちの娘達は幸せです。最後の大会に出場も出来ず、部活動が終わってしまった子供達もいるのですから…。同じ高校3年生の親として、子供達にはすべてを出し切って、悔いの残らない形で引退させてあげたかったのに…。悔しくて、残念です。   (たかはし)